© タイトル:ブラックジャックによろしく 著作者名: 佐藤秀峰
健康食品ってテレビでもネットでものもすごい宣伝されていますが。
以前からメーカーに対してはかなり厳しい規制が入っていたと思います。
だから、「これは効果がありますよ」というような表記はNGだったわけですが。
ただこれまでは、そういうのは個人のブログなんかでは大目に見てもらえてたようなんですが、ついにそれもダメということになるみたいです。
これって線引が難しくて、実際にサプリメントが効果的で色々症状が改善されたという人はいるわけで、その体験談さえだめなのか、ということになるとちょっと納得できないように思います。
だから、こういうことをブログなんかに書く時は「これは個人差があります」というようなことを記載しているわけですが、どうもこういうのが実はさっぱり効果がない(ややこしいですね)、注意喚起になっていない、と言う結果が出たみたいなんですね。
こういうのって、打ち消し広告、というらしいですね。
ということは、個人的にとてもよかった、症状が改善されたというのはだれにでも効果があるというわけではないのでNGだ、という理屈なんでしょう。
実際のところ、ネットを見てもテレビを観ても、本当なんだろうかと思わせる体験談はたくさん出てきます。
それが捏造であってもユーザーは判別できませんから、感動的なCMだったら買ってしまうというのはよくある話です。
ということで、こういう広告は取り締まろうじゃないか、となったみたいなんですよね。
たぶん、健康食品なんかは効果があるのかどうかよくわからないから、販売したら消費者に対して不利益になることだから取り締まろうと思っていたんでしょう。
それが今回、打ち消し広告が全然注意喚起になってないということがわかったので、もう個人の体験談はNGになるよね、ということになってるのかな、なんて思っています。
ちなみに、消費者庁の報告書は多分これ。
打消し表示に関する実態調査報告書
Click to access fair_labeling_170714_0002.pdf
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健康食品の体験談広告の規制 景品表示法
それで、健康食品の場合は「薬事法」っていうのでかなり締め付けられてましたよね。
自分にはこんなややこしそうな法律は分かりませんから、さわらぬ神に祟りなし、みたいな感じで接してたんですが、今度は「景品表示法」で問題になるんだそうです。
それでこの景品表示法も分かりませんから、ウィキペディアを見てみると、
「景品表示法は不当な表示や過大な景品類を規制し、公正な競争を確保することにより、消費者が適正に商品・サービスを選択できる環境を守ることを目的としている。」
となっていました。
結局、この「不当な表示」というところに引っかかるんでしょうね。
しかしこれって異常に厳しくないですか?
何が正当で何が不当なのかはだれがどうやって決めるんでしょうか?
今回の調査だったら、打ち消し広告とか意味ないし、消費者はそんなのどれが正当か不当か判断できないんだから、お役所が決めますよ、と言われそうです。
こうなってくるともう取り締まりたいと思ったものはなんでも取り締まることが出来る状態になるわけですよね。
このはなし、健康食品に限ったことではありません。
例としてこの報告書の中にもありましたが、保険でも、ダイエットでも、通信機器でも、印刷サービスでも、大抵の広告には打ち消し広告が入っているわけで、それが消費者に認識されないから意味ないよといわれたら・・・
科学的根拠があればいいじゃないか、という話もあるんでしょうけど、そんな膨大なデータを集めて処理できるのは大企業だけでしょうし、ましてや個人が感想を書いたブログでそんなこと出来るわけないし。
こんなの見てると、どうしてここまでややこしくなったんだ、って思ってしまいます。
まあ、このブログも自分の感想を書いているだけで、法律の意味は分かっていないんですけど。
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いかがでしょうか。
今回は、個人の体験談であっても景品表示法で取り締まれるようになるのではないか?ということが気になったので書いてみました。
このお話、自分でもよく分からずに書いているのでどこまでが本当なのか分かりません。
ただ、日本の法律は昔からとても厳しくて、まともに取り締まり始めたらほとんどの人が犯罪者になってしまうようなところがあります。
だから現実には法律違反のところもあるけれど、まあ程々にしましょう、という感じの運用になってるんですよね。
それはたとえばスピード違反なんかのことを考えたら、ドライバーで制限速度でしか走ったことがありません、なんていう人は殆どいないわけです。
それを本気で全部の車に対して違反してますよね、とやっていたらほとんどのドライバーは車に乗れなくなりますが、そこまではやらない、というのが日本の法律の運用だと思っています。
ただ、恐ろしいのはいつでも法律に引っ掛けることが出来るようになっている仕組みですね。
取り締まりたい人としてターゲットになったら何かの法律で引っ掛けることが出来るようになっているという。
今回のお話も多分似たようなことになるんじゃないかなと思います。
消費者としては悪質で迷惑な広告は取り締まってほしいのですが、善良な一般人まで巻き込むようなことはしないで欲しい。
ただ、個人であっても影響力のある人には厳しくなるかもしれません。
何かを紹介するにしても、本当に大丈夫なのかよく確かめてから紹介しないと痛い目にあうということなんでしょう。
総合的に言うと、いいかげんなことしてたらダメよ、ってことなんでしょうかね。