てるみくらぶ倒産の原因は知られざる政策変更だったのか?

今話題のてるみくらぶ。

旅行会社の大規模な倒産ということなんですよね?

自分はほとんど旅行とかしないので、海外なんてもっとなんで、こんな旅行会社があることさえ知りませんでした。

それで、会社倒産の理由としてネットを見ていると放漫経営だとか色々書かれてますが、その中に気になるものがありました。

それは、航空行政の政策変更によって、てるみくらぶが潰れたのではないか、と言うお話だったのです。

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てるみくらぶ倒産の原因は成田ルール廃止の影響?

どこまで本当なのかは分かりませんが、ネットで見たのはこんな感じ。

==引用ここから==

2010年に羽田空港の国際線定期便が運航開始になって以降、航空会社が「羽田シフト」をすると、成田空港の発着便数が減少することを恐れた。それを防ぐために国交省が国内外の航空会社に対して内密に課したのが、いわゆる「成田ルール」である。

==ここまで==

この成田ルール、本当にあったかどうかは不明なんだそうですが、もしも自分が行政の立場だったら、各航空会社にちょっとお願いと言うだろうなと。

誰が考えても成田や関空の離発着より羽田の方が便利ですから、羽田の利用が増えて成田、関空が減るわけで、いきなりそうなったら行政として支障が出る。

だからしばらくは成田便や関空便を残しておいてね、ということになるのは普通のことだと思います。

新規就航会社に対して羽田を使うなら成田・関空も使いなさい、というようなものだったみたいですが。

お陰で、不人気な成田便や関空便が「格安」になって、ここにてるみくらぶのような会社の社会的存在理由があったのではないかなと。

ところが、昨年秋ごろにこの「成田ルール」「関空ルール」が廃止されて、年明けからエコノミー席の余剰が減り座席の仕入れ単価が急騰したというころなんだそうです。

そしてこのルール変更の事情を、てるみくらぶは知らなかったか、知るのが遅かったか軽視していたのか、ということで倒産したのではないかと推察しているようです。

この話、どこまで本当かは分かりませんが、自分はとても本当のことに近いように感じています。

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てるみくらぶ倒産の原因は行政の政策変更だったのでは?

そもそも旅行業なんかは多かれ少なかれ国土交通省なんかの行政による許認可の中で運営されているもの。

ということは、極端に言えば経営がどんなにしっかりしていても、行政の政策に合わなかったら簡単に倒産してしまうということです。

そして、今回のような政策変更の場合は内密に実施されているみたいですから、お役所の情報をよく確認しておかないと危険ということですね。

行政の場合、法律のようにきっちり文章になっていなかったとしても、関係会社が役所の胸の内を読んで、最近流行りの言葉で言えば忖度(そんたく)をして動くわけです。

だから、その動きを察知できなかったら倒産してしまうということなんでしょう。

てるみくらぶの倒産の原因は、許認可の中で商売していることを忘れて行政の動向監視を怠った、もしくはその影響について察知できなかったか察知していても対応がうまくできなかったことなのかもしれません。

いかがでしょうか。

今回のてるみくらぶ倒産の騒動を調べて思ったのは、やっぱり行政の力は大きいなということ。

お役人のちょっとしたさじ加減で会社一つくらいは簡単に潰れてしまうみたいですから。

それから、格安旅行会社には逆風が吹いているということ。

ちょっと前にも格安バスの事故が大きく取り上げられていましたが、ことさらに安い運賃が悪い、というような印象を与える報道が増えているように思います。

そして、宅配便もドライバー不足が深刻化であるとか(自宅周りは徒歩で配達されているので本当にドライバー不足とか再配達が問題なのか?という疑問はあるのですが)、ということで色んな運賃の値上げがしやすい方向に誘導されているように思います。

運賃が上がると物価が上がるわけで、この背後には国がインフレ政策を取りたいから、という意図が見えるのですがどうなんでしょうか?

いずれにしても、大きな政策としては日本円の価値を下げる方向で進んでるみたいですから、これからもそういう関係の事件が起こるんでしょう。

個人としては借金があるなら据え置きにしておいて、欲しいものを買っておくほうがいい、ということになるんでしょうか?

よく分かりませんが。

信じるか信じないかはアナタ次第です、みたいな話になってしまいますが。

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