祇園祭といえば日本の3大祭。
3大祭がなんなのかよく分かりませんが、
「祇園祭は八坂神社の祭礼で、大阪の天神祭・東京の神田祭とともに、日本三大祭のひとつ」
ということになっているそうです。
自分は大阪在住だというのに祇園祭を見たことがありません。残念・・・
ところでこの祇園祭、1100年前から実施されているそうで、なんと保元、平治の乱で途絶え、応仁の乱で途絶え、と京都が戦乱に巻き込まれた時に中断されているものの、町衆によって復活し今に至るということなんだそうです。
すごいですね~
ではこの祇園祭今年、2017年の日程はどうなっているのでしょうか?
確認してみましょう。
【スポンサードリンク】
祇園祭 2017年の日程と行事
祇園祭は山鉾巡行が有名ですが実際には7月の一ヶ月間。
祇園祭は毎年7月1日(吉符入)から31日(疫神社夏越祭)まで、1ヶ月にわたっておこなわれます。
ということです。主な行事は以下の通り。
- 吉符入 7月1日~
- 神事始めの意味で各山鉾町において、町内関係者が本年の祇園祭に関する諸事打合せをする。
- くじ取式 7月2日
- 山鉾巡行の順番をくじによってきめる式。
- お迎え提灯 7月10日
- 午後4時半頃から神輿を迎えるため、趣向をこらした各種の提灯をもって行列する。
- 神輿洗 7月10日
- 午後8時頃、神輿3基のうち中御座の神輿をかつぎだし、四条大橋まで運び、鴨川の水で洗い清める。
- 前祭 鉾建て 7月10日~11日
前祭 山建て 7月11日~14日 - 各町では巡行の山鉾が収蔵庫から出されて組立てられる。 鉾の組立ては伝統の手法で行い3日間を要する。
- 長刀鉾稚児社参 7月13日
- 長刀鉾にのる稚児が、午前11時八坂神社へまいり五位の位をもらう。
- 前祭(さきまつり)宵山
7月14日~7月16日 - 各山鉾では、夜は提灯が幾十となく点火され、祇園囃子がにぎやかに奏でられる。(四条通・烏丸通の歩行者天国は15日・16日のみの予定)
- 山鉾巡行・前祭(さきまつり)巡行 7月17日
-
午前9時 四条烏丸出発。23基の山鉾。
四条烏丸 (午前9時00分) →四条河原町(9:35) → 河原町御池 (10:20) → 新町御池(11:20)
- 神幸祭 7月17日
- 3基の神輿が午後4時頃から氏子町内を巡行して、四条御旅所にとどまる。
- 後祭 山鉾建て 7月18日~7月21日
- 後祭の山鉾10基の組み立てが行われる。
- 後祭(あとまつり)宵山
7月21日~7月23日 - 山鉾の建てられている町内は車両通行止めとなりますが、四条通等の歩行者天国はありません。露店の出店はない予定です。
- 山鉾巡行・後祭(あとまつり)巡行 7月24日
- 午前9時30分 烏丸御池出発。10基の山鉾。
烏丸御池 (午前9時30分) →河原町御池(10:00) → 四条河原町(10:40) → 四条烏丸(11:20)
- 花傘巡行 7月24日
- 後祭の山鉾巡行が17日の前祭の山鉾巡行に合同した約50年前に、 山鉾の古い形態を再現するねらいではじめられたもので京都花街のきれいどころの踊、鷺舞、六斎念仏、子供神輿、祇園ばやし、稚児など総勢千人の行列がつづく。
八坂神社(午前10時00分) →四条寺町 → 寺町御池(10:50) → 河原町御池 → 四条河原町→ 八坂神社(12:00)
- 還幸祭 7月24日
- 3基の神輿が午後5時頃四条の御旅所を出て、氏子町内をまわり午後10時頃神社へかえる。
- 神輿洗 7月28日
- 10日の神輿洗と同様、四条鴨川で洗いきよめ、午後8時頃神社へかえる。
山鉾巡行は17日、24日ということですね。
【スポンサードリンク】
祇園祭の由来
それにしても祇園祭というのは長く続いたお祭りで色々不思議な事があるそうです。
よく聞くのが祇園という地名がシオンではないか、と言うお話とか。ユダヤの子孫ってことなのかもしれませんね。
山鉾の装飾は世界各国のタペストリーが使われているし。
まあ、京都の場合昔から国際都市だったわけですからそれほど驚くことではないのかもしれませんが。
祇園祭の由来は京都観光協会によると
今からおよそ1100年前の清和天皇の貞観11年(869)に、京洛に疫病が流行し、庶民の間に病人、死人が多数出た。 これは、牛頭天王(ごずてんのう、素盞鳴命ともいわれている。)のたたりであるとし、そのご機嫌をとるため神をまつり、祇園社(八坂神社の前身で、祭神は素盞鳴命)を信仰し、病魔退散を祈願したという。
ということだそうです。
これで行くと、元々はスサノオノミコトの祟りを鎮めるためのお祭りということみたいですね。
由来については諸説あるようですが、自分としては面白ければそれでいい、と言う感じです。
どういうわけで始まったのかなんていうのは後付やこじつけも多いですし、もともと何か別のお祭りをやっていたのに便乗したとか、色んな人の思惑があって複数の理由が在ったりもするわけで、正解はそう簡単には分からないと思います。
だから、どうせならロマンチックなのがいいかなと。
それにしても。
お祭りを夏の間1ヶ月もやるわけですからすごいな~と思います。もう生活の一部なんですね。
なによりも、これだけの大規模なお祭りが1100年以上続いているということがすごいな、と思うんです。