自動ドアって時々開かない時があるんですよね。
昔は、重量式である程度の体重がないと開かないんだなんて言われてたんですが、どうもそれは間違ってるみたいです。
自動ドアの反応が悪いと、一旦立ち止まって開いてから入るとかちょっと気をつけないと危険。
そんなドアに限って、ガラスが透き通ったようにキレイだったりするんで、タチが悪い。
最近じゃあ、スマホをチェックしながら歩いたりすることもあるんで、やっぱり歩きスマホやめよう、とか思いますけど。
それと、海外に行ったときなんか実は自動ドアじゃないってところも多いので、日本のドアに慣れてしまってるとすごい違和感感じるんですよね。
日本にいるならいいんですが、何でもかんでもセンサーが付いていて、ドアの前に立ったら飛びらは開くし、蛇口の前に手を出したら水は出るし、正常に動く間は便利でいいんですけど、これに慣れすぎると他で不便に思うし、センサー壊れてたら異常にイライラするしで、良し悪しあります。
こころをおおらかにしないといけないなと思うことしばしばです。
で、この自動ドアが反応しない理由って何なんでしょうか?まさか、人に相手にされない影が薄い人、ということではないはず。ちょっと原因を調べてみましょうか。
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自動ドアが反応しない理由 センサーはどうなってるの?
それで、まずは自動ドアが何を感じてドアを開け閉めしているかということなんですが。
一応こんな分類があるそうです。
- マットスイッチ:重量:圧力センサで,人間が前に立ったことを検出する。
- 感熱センサ:温度:人間が発する熱を検出する。
- 超音波センサ:距離:超音波を使用して物体との距離を算出する。
- 光線センサ:光の変化:近赤外線を投光し、物体の移動による反射光の変化を検出する。
マットスイッチというのが、昔のタイプみたいです。小さい子供じゃ自動ドアが開かないってやつですね。今はもう殆ど無いみたいですが。
圧力センサが故障しやすいんだそうです。誤作動も多かったですからね。
それで、現在の主流は光線センサなんだそうですが、これは近赤外線を使って、反射光の変化を測定するということになってるんです。
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自動ドアが反応しない理由 自動ドアは光線センサが反射光を拾えない時に反応できない
原理がわかれば理由を考えることが出来ます。
つまり、自動ドアは光を出して、その光の反射具合でドアの開け閉めを決めているということです。
ということは、光が反射しない環境では物体が移動したかどうかが判別しにくい、ということになります。
例えば、床が絨毯だったら元々光の反射が少ないわけですが、光沢の少ないマット調の黒い服を着て絨毯の上を歩いたとすると、やっぱり光が反射してきませんから、光線センサが光を拾うことが出来ないわけです。
これが逆に、床がピカピカであれば、その上を人が歩けば光の量の差が大きくなるので光線センサは反応しやすいということになります。
だから、その自動ドアのある場所の環境と自分の着ている服の状態で自動ドアが反応しにくいことがある、ということが出来るようです。
ちょうど、マトリックスに出てくるような真っ黒な服、なんていうのは自動ドアは苦手なんじゃないでしょうか。
逆にピコ太郎の着ているようなキラキラの服なら誤作動もしないでしょうね~
いかがでしょうか。
自動ドアが反応しないのは光線センサが光をうまく拾えない時ということなんですよね。
これから考えると、どうもうまく光線センサが働いてないみたいだと思ったときは、髪の毛の黒い部分を捉えている場合もありますから、上を向いてみる、というようなことも対策の一つになるのかもしれません。
昔は体重が軽いと動かなかった自動ドアですが、今じゃあ人通りの多い場所ではむやみに開かないようにタッチセンサを使ったりと、知らない間にずいぶん進化しているようです。
たかがドアの開閉ですが、とても身近な物。事故など起こさないように気をつけたいものです。