薬剤耐性菌の脅威?抗生物質が効かない細菌が増えている!

薬剤耐性菌というのがあるんだそうです。

抗生物質が効かない細菌のことななんだとか。

そういえば、抗生物質というのは肺炎の薬としてカビからペニシリンが発見された、という話を教科書かなんかで読んだことがありますが、自分の中ではその程度のことしか分かりません。

薬が強くなれば細菌も強くなる。この構図はどこの世界でも類似していて、ネットならいわゆるコンピュータウイルスなんていうのも、セキュリティソフトとのいたちごっこがが続いていますが、これなんかまさに病気と同じですね。

犯罪と法律、なんていうのも犯罪が悪質で巧妙になると法律が厳しくなるけれども、さらに巧妙な犯罪が発生すると言う感じ。

犯罪なんかもそうですが、そもそも、社会がしっかりしていればそんなに犯罪は起こらないわけで、弱いところがあるから付け込まれるというのは、免疫力の弱い人が病気になりやすいのと同じことなんでしょう。

今回の薬剤耐性菌の話はまさにそんな感じで、健康な人ならそういう細菌がやってきても、別に大した病気にもならないようですが、怖いのは体が弱っている人の場合。

子供や老人も危険ですが、一番危険なのは院内感染みたいですね。

特に高齢者の場合は危険なんだそうです。身体が弱っているところに、抗菌のための抗生物質を投与したのにそれが効果がない、ということになるわけですから。

抗生物質、試しても試してもどれも効果がないとなったら、細菌にもやられますけど、それ以上に薬の副作用でやられてしまいそうです。

そんな薬剤耐性菌の現状はどうなっているのか、ちょっと調べてみました。

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薬剤耐性菌の脅威?抗生物質が効かない細菌が増えている!抗生物質の投与には注意を!

抗生物質って必要だから処方されていると思ってたんですが、調べてみると、ウイルス性の風邪なんかにでも処方されるそうです。

理由は肺炎の予防、ということらしいです。

医者のやることだから間違ってないんだろうと思ってたんですが、よく考えるとおかしい。抗生物質というのは細菌を殺すものなんだから、細菌がいない時に飲んでも意味ないんじゃないのか?

素人考えですが、そんなことを思ってしまいます。

ネットを見ていると日本ではそういう抗生物質の使われ方が結構多いらしい。

そして困るのは、事前に抗生物質を飲んでいると、薬に耐性のある細菌が出来てしまうことがあるんだそうです。

そんなことになったら、本当に必要な時に抗生物質が効かなくなるじゃないですか!

多分、多くの場合はそんなことにはなってないからあまり問題にされないんでしょうけど、なんだかあんまり気分のいい話ではありません。

そして、逆に抗生物質飲みたくないからと言って中途半端にやめたりすると、一旦良くなっても薬剤耐性菌が残ってさらに面倒なことになる事があるんだとか。

この辺はやっぱり医者の言うことをよく聞いて薬を飲まないと駄目なんでしょう。

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抗生物質の副作用で花粉症が増える?

感染症に効果があった抗生物質ですが、適切に使用しないと薬剤耐性菌が出てくるという副作用もあるわけですが、これが花粉症の悪化につながるという研究報告もあるそうです。

花粉症なんかのアレルギー疾患の原因は、腸内細菌のバランスが乱れることで、Tレグ(御性T細胞(regulatory T cell)、過剰な免疫応答の抑制をする細胞のこと)というのが制御できなくなり、それが原因で過剰な免疫応答が起こり、本来「敵」でも何でもない花粉やダニを攻撃するようになり、花粉症やアトピーを発症するようになる、ということなんだそうです。

なんだかややこしくてよく分かりませんが、結局、腸内細菌のバランスが乱れると花粉症になるということなんでしょう。

まあ、それが全部ではないにしても大きな原因だ、ということらしいんですが、抗生物質を飲みすぎると、腸内細菌が死んでしまう、という問題があるんだそうです。

言われてみればそうですよね、抗生物質って感染症の細菌を殺すんですから、有用な腸内細菌まで殺しても不思議ではありません。

そう考えると、

抗生物質を投与→免疫を制御している腸内細菌が生き残るために耐性を持つ→感染症の細菌が侵入して薬剤耐性のある腸内細菌の遺伝子を取り込む→薬剤耐性菌が出来る、

というループが出来ていてもおかしくない。

Tグレを制御してくれる腸内細菌がいなくなったら、免疫系が暴走して自分の体を攻撃するわけですから、感染症も怖いですが免疫疾患はもっと怖いわけです。

身体としてはたまにやってくる細菌よりも腸内細菌の生き残りを優先するのかも。

これは素人考えなのでどこまで本当か分かりませんが。

いずれにしても、抗生物質は無駄に飲まない方がいいし、飲むならきっちり飲まないといけないということなんでしょう。

いかがでしょうか。

薬剤耐性菌の話、結構ややこしいと思いました。

抗生物質なんかも言われるままに飲んでましたが、色々危険なことがあるんですね。病気になったら仕方がないですが、できるだけそうならないように気をつけたほうがいいなと。

当たり前ですが。

それから、抗菌剤が腸内細菌を殺してしまうと言う話は知りませんでした。一生懸命ヨーグルトなんか食べて善玉菌を増やそうなんて思ってましたが、ちょっと風引いて抗生物質飲んでしまったら、元の木阿弥、ということになるんでしょうか?

そこまでは行かないかもしれませんが、実際にどの程度のものになるのか気になるところです。

自分には難しいことは分かりませんので、出来ることと言えば、早寝早起きとか健康的な普通の生活を心がけるくらいですけど。

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