老後が気になる。
その中でも不安なのがお金の問題。それから健康の問題なんだとか。
他人事ではありません、自分も現在52歳でセミリタイアなわけですから、これから年金がもらえるまでどうするんだということと、だいたい年金ってまともにもらえるのか?という話です。
たぶん、公的年金の国民年金で生活が出来るならそこまで考えないと思うのですが、老後のお金が不安だと思う人の割合は、以前も書きましたがなんと94.2%なんだとか。
過去記事→http://semiritaianoseikatu.com/rougofuan/
もうほとんどの人が、まともに年金はもらえないだろうと諦めている感じがします。実際国民年金を40年納めて満額もらえても月額65,008円、なんだそうです。
過去記事→http://semiritaianoseikatu.com/nenkinjukyusikakukikantansyuku/
いったいこの金額でやっていける人がどれだけいるんでしょうか?
貯金をしておくとか、なにか自分なりの資産を持ってない限り生活できそうにありません。その上、病気にでもなったらもう全然生きていけないでしょう。
そう考えると普通の人は老後の資金不安だと思いますよね。
それで、企業の厚生年金とかもあるわけですが、これだって勤務していた企業が安泰ならいいですが、昔から企業の寿命は30年と言われてましたし、今時はもっと寿命は短くなっているでしょう。
そうなると、厚生年金だってまともにもらえるかどうか分からないわけです。
自分のようにリストラされたり、中小企業に転職した人間だったら、ほぼもらえないと思っていたほうがいいと思うんですよね。
だから、個人年金とか確定拠出年金とかをやっておくか、株式投資とか投資信託とか国債だとか金だとか、何らかの資産を残しておかないといけないという気持ちになるわけです。
これに煽られて大損することもあるわけですが。
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老後資金の上乗せ方法!確定拠出年金iDeCoとは
国民年金や厚生年金に上乗せするためには確定拠出年金をやればいいんじゃないか、ということになるんですが。
企業に務めている人は、企業型確定拠出年金(日本版401k)というのがあって、自営業者には個人型確定拠出年金というのがあるそうです。
実は、2017年1月に法律が変わって、これまで個人型確定拠出年金に入ることが出来なかった主婦や公務員も個人型確定拠出年金に加入できるようになったということなんですが、その個人型確定拠出年金のことを「iDeCo」(individual-type Defined Contribution pension planの頭文字)というんだそうです。
残念ながら自分の頭ではいくらみても分からないんですが、一応年金の種類ってどうなってるのか的なのを作ったので貼り付けておきます。
個人型 確定拠出 年金 (年24 万円) |
個人型 確定拠出 年金 (年14.4 万円) |
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企業型
確定拠出 年金 (年66 万円) |
企業型 確定拠出 年金 (年33 万円) |
個人型確定 拠出年金 (年14.4 万円) |
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個人型 確定拠出 年金 (年81.6 万円) |
個人型 確定拠出年金 (年27.6 万円) |
他の 企業年金等 |
厚生
年金 |
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国民年金 基金 |
厚生年金 | 個人型 確定拠出 年金 (年27.6万円) |
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国民年金(基礎年金) | ||||||
自営業等 | 会社員 | 公務員 | 専業主婦等 |
それから、確定拠出年金というのは、掛け金は確定してるけどいくら貰えるかは分かりませんよ、と言う意味だそうで、運用がうまく行けばたくさんもらえるけど、失敗したらすいません、ってことなんですよね。
銀行や証券会社からすると、素人のあんたらが運用するよりはプロのワシらが運用したほうがマシだから俺たちに任せろ、ということなんでしょう。
しかし、商品にもよりますがたいていは元本は保証されていませんから(中には元本保証のものもありますが満期まで保有しなければならないとか色々条件があるようです)、この辺はよく考えないといけないですよね。
それに、iDeCo、名前は「年金」ですけど、金利変動リスクは常にあるし、口座管理費用もかかりますから、闇雲にやればいいというものでもないようです。
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老後資金の上乗せ方法!確定拠出年金iDeCoのメリットは?
自分としては、政府が国民年金の支払金額を増やしてくれたらいいと思うんですが、どういうわけでこれを民間にやらせようとするのかよく分かりません。
稼いでいる人ほど年金を取るようにするとか、やりようはいくらでもありそうですが。
まあ、世界の金融機関が日本の個人資産を狙っているので、そこに明け渡すためにやってるようにしか思えないんですけど、それはそうと個人としては自分の資産を守らなければなりませんから、このiDeCo、なにがいいのか確認しないといけないですね。
それで、iDeCoのメリットは?というのを見てみると、
【メリット】
(1)節税効果がある
(2)老後資金を着実に用意できる
(3)転職しても、転職先にDCの制度があれば、前から積み立てていたものを引き継げる
【デメリット】
(1)掛け金を60歳以降まで引き出せない
(2)自分で運用内容を考えなければならない
(3)節税効果はあるが、受け取り時には税金がかかる
(4)預け先の金融機関で手数料がかかる(企業型DCは会社負担の場合も)
という感じだそうです。
一番は節税効果で、稼いでいる人はiDeCoの掛け金が控除されますし、もらうときも非課税となりますからそこが有利だというわけです。
確かに、株式投資の運用益の場合は源泉分離課税で20%税金を取られますから、それに比べれば税金が安くなるということでオトクなわけですね。
それ以上に、稼いでいる自営業者は掛け金分の税金の控除が受けられますからそれが大きいかなと。
サラリーマンなんかでも、副業で稼いでいる人はこれ使って税金控除してもらえますから、結構助かるんじゃないでしょうか。
まあ、これについてはそもそも税金を払えるほど稼げていない自分には関係ないお話ではありますが。
いかがでしょうか。
iDeCo、お金がある人がやれば節税効果がありますから良いのかも知れません。老後資金に不安があるなら選択肢の一つだと思います。
自分で投資して稼げる人には不要でしょうけど、貯金しても金利が低すぎてしょうがないけど、自分で運用とかやってもうまくいきそうにないな、と思う人には大切な選択肢。
ただし、あくまでも個人の責任で実施するもので、ほとんどの商品には元本割れリスクがありますから、そこは本当に自己責任でお願いします。
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