国民年金、払ってますよ。
会社を辞めてからもうこれもらえなくなったら困ると思って。自分の場合は現在が53歳ですから、65歳から年金もらえるかどうかは分かりませんが、一応国民の義務みたいなものですから。
それで、国民年金の支払いは厚生年金と国民年金合算で25年以上だったそうなんですが、これが10年に短縮されたんだとか。
自分の場合だと会社で厚生年金は24年支払ってたんで、あと一年と不足していたんですが、10年になったということはもう十分支払ったということになるんでしょう。
とはいえ、60歳までは払い続けないとけないみたいですが。念のためどういうわけで10年になったのか見てみたいと思います。
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年金受給の資格期間が短縮!25年から10年になった理由
年金受給の資格期間が25年から10年になった理由が気になるんです。年金はもう破綻しているというニュースがしょっちゅう出てくるにも関わらず、資格期間が引き下げられたということは、なにを考えているのか、ということ。
財源がなくて年金受給の年齢を引き上げるとか言っているのに、支払う期間を短縮するというのがどういうことなのかさっぱりわからないわけです。
それでネットで見てみるとどうも元々は消費税を8%→10%に引き上げると財源が確保できるということだったみたいですね。
まあ、消費税なんて下手に引き上げたらかえって税収が減りますからこれが正解なのかどうかは分かりませんが。
受給期間の短縮によって新たに年金が受給できる人が65万人、その予算は650億円だそうですから、すごい金額ではあるんですが国家予算で考えたらそれほどの金額でもなさそうです。
なにしろ平成28年度の当初予算は96.7兆円だったみたいですから、これに比べると随分小さな数字に感じます。
ジャンボジェット機が約200億円だそうですから、国家事業としてみた時の金額としてはそれほどでもない感じですね。
資格期間が25年から10年に短縮という期間のインパクトはありますが、政府としては実はそれほど痛くないのかもしれません。
自分の場合は国民年金としてはすでに25年以上支払っているのでどうでもいい話なんですが、そうでない人にはありがたい話ではあるんでしょう。
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年金受給の資格期間が短縮!25年から10年になっていくらもらえるのか?
年金受給資格期間が短縮したのは良いんですが、じゃあ一体いくらもらえるのか?
これが問題ですよね。
ネットで試算しているのを見てるとこんな感じでした。
今は例えば原則25年以上の期間がある人は65歳からは老齢基礎年金が貰えます。
- 40年間(480ヶ月)納めた人
支給額:年額780,100円(月額65,008円) - 25年間(300ヶ月)納めた人
満額の老齢基礎年金が780,100円なので、
780,100円÷480ヶ月×300ヶ月=487,562円(月額40,630円) - 10年間(120ヶ月)納めた人
780,100円÷480ヶ月×120ヶ月=195,025円(月額16,252円)
ということだそうです。
これは老齢基礎年金だけの話ですが、あまりにも少ない・・・
10年払っていた人でも年金もらえるようになりますよ、なんて言ってますけど、月16252円では生活できるわけもない。
光熱費支払って終わりそうです。
ということで年金だけで生活できるようにするというのは無理ですから、老後の資産を残しておかないといけないということになるんですね。
昔々のように、子供が親の面倒を見るのが当たり前で、しかも親はそんなに長生きしないという社会だったらこれでもやっていけたんでしょうが、今は子供の世話になりたくはないし長生きはするし、という社会です。
どうしても、不労所得というか権利収入を持てるようにしておくか、年齢と関係なく収益を得ることができる方法を見つけておくか、そういうことが必要になるみたいですね。