自分の肉親が亡くなったら喪中ということで、一般的にはその年の年賀状は出さないですよね。ところで、実際のところ何親等までなんでしょうか。自分は父親が亡くなったときはもちろん出さなかったんですが、祖父母が亡くなったときは年賀状を出したような気がします。
ちょっと気になったので調べてみました。
年賀状を出さない喪中の範囲は一般的には二親等まで
それで、喪中の範囲を確認してみたところ、一般的には二親等までなんだそうです。
「喪に服する範囲は、一般的には故人を中心とした一親等(両親、配偶者、子)と、二親等(兄弟姉妹、祖父母、孫)までとされています」
という感じです。
両親、配偶者、子、兄弟姉妹、というのは分かりやすいのですが、微妙なのは祖父母、孫、というところのように思います。
孫が先に亡くなって喪中、というケースは少ないので、特に気になるのは、祖父母ですね。これは同居、別居で扱いが違うようです。
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喪中の範囲は2親等といっても同居か別居かで年賀状を出すかどうかの扱いが変わってくる
それで、祖父母が他界した時に年賀状をどうするのか、ということなんですが。
昔であれば、長男と祖父母は同居していることが多かったので、そこで祖父母が亡くなれば家全体で喪に服しますから、喪中というのは分かりやすかったんですが、最近は核家族化が進み、同居していないケースが多いわけです。
同居していないとなると、家全体で喪に服すということでもないので、喪中ではない、という扱いになるみたいです。
ということで、同居している場合は喪中、別居している場合は喪中ではないという区分になって来ているみたいですね。
こういうところにも、日本の家制度の変化が感じられる気がします。
ビジネスとプライベートで分けることも
また、祖父母などの場合は、ビジネスとプライベートで分けるということもあるようです。プライベートで付き合いが深い場合は喪中ということで年賀状は出さないことにして、会社関係の取引先などには、通常通り年賀状を出す、ということです。
実際、会社ベースの年賀状のやり取りは、今年も取引をよろしく、という意味で儀礼的な部分が強いですから、理に適った分け方といえるかもしれません。
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年賀状を出さない喪中の期間と喪中はがきを出す時期
喪中の期間は地域によっても違うようですが、通常、1年、となっています。ですから、亡くなった年の次の年の年賀状は出さないということになります。代わりに「喪中はがき」を出します。自分も父親が亡くなったときは「喪中はがき」を出しました。
そして、喪中はがき、を出すのは、出来れば11月中旬、遅くとも12月初旬に相手に届くように出すべきだそうです。これは相手が年賀状を準備する前に連絡しておく、という配慮ということですね。
なお、喪中はがきの書き方などは郵便局HPに詳細があります。
→http://yubin-nenga.jp/mochu_manners/
いかがでしょうか。
自分は祖父母が亡くなった時には年賀状のやり取りをしていましたが、別居していましたから、あんまり違和感がなかったのかもしれません。
なお、マナーとしては、喪中の相手に年賀状を送ったり受け取ったりしてはいけないというわけではないらしいんですが、個人的には喪に服すということを考えると、やっぱり遠慮したほうがいいんじゃないかという気がしています。
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