カブトムシに限らず虫を飼えばダニだとかカビだとかハエだとか頼みもしない生き物が一緒についてきたりします。人間からすると純粋にカブトムシだけを見て楽しみたいわけですが、それは自然界ではとても不自然なこと。とはいえ、実際にダニが発生していたらどうすればいいのでしょうか?調べてみました。
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カブトムシ飼育中に発生したダニの影響は?
そもそもカブトムシに付いたダニはカブトムシに対してどんな影響をおよぼすのか?結論から言うと放っておいて特に問題ない、ということのようです。実際のところ、自然界では少々のダニがカブトムシにくっついているのはふつうのコトなのでそれを取り立てて心配する必要はない、ということだそうです。また、ダニのためにカブトムシが死ぬことはほとんどないようですし、通常は人間にも害を及ぼさないということのようです。
むしろカブトムシとダニは共生関係にあるのかもしれません。逆に言うと、ダニさえ寄ってこないような環境というのはカブトムシにとってもあまり良くない環境なのかもしれません。
カブトムシの飼い方!ダニ対策
とはいえ、あまりにもダニが目立つという時には、水道の水を少しかけながらカブトムシを使い古して柔らかくなった歯ブラシなどでこすってダニを落とせばいい、ということのようです。しかしあまりおすすめではありません。出来るだけ気にしない方がいいということです。
ただし、卵型のダニは要注意だそうです。
また、ヒノキチオールなど針葉樹の匂い成分が含まれるダニ防止アイテムを使うとか、マットもレンジでチンしたものに取り替えてしまうとかそういう方法でダニ防止をすることも出来るようですが、これもあまりおすすめしません。
基本的にカブトムシは広葉樹林の中で生きている虫であって、針葉樹の中では生きていないのです。確かにヒノキチオールなどを使えばダニは来なくなるかもしれませんが、その環境はカブトムシにとっても好まないものになっているはず。また、そんな環境では卵が孵化できなかったり幼虫が死んでしまったりする可能性もあります。
そもそも幼虫は広葉樹林の落ち葉を食べて生きるのけですから、その環境を作らなければうまく育たないわけです。ダニ退治をしたい気持ちは分かりますが、潔癖症になってカブトムシを殺してしまっては元も子もありませんから、ある程度おおらかな気持ちで見守ることが大切だと思われます。
なお、人間にはあまり害がないということですが、こちらが気になるのであれば、カブトムシを触ったらよく手を洗うとか、シャワーをするとか、自分自身を清潔に保つようにすればいいだけのことです。あくまでもカブトムシが好む環境を保全してやることが重要だと思います。