コンセントの発火はトラッキング現象?プラグのホコリが原因?

コンセントの繋ぎっぱなしとか、タコ足配線がよくない、というのはよく聞きます。火災の原因になるんだから、とか言われるんですよね。

でも、現実にはめんどくさいからそのままにしてます。だいたい、充電するタイプのものなんかいちいち抜き差ししないし、ビデオなんかだったら予約録画してるわけで、電気をつないでおかないといけないし。

パソコンだってだいたい一日中使ってるんだし、冷蔵庫なんか電源抜くわけに行かないし。

じゃあ、何がいけないんだろう、と思っていたら、どうもトラッキング現象というのが起こって火災になるんだそうです。

で、そもそもトラッキング現象ってなに?というところから調べてみようかなと。

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トラッキング現象とは?

それで、トラッキング現象というのは、ウィキペディアによると、

コンセントとプラグのすき間に大量のホコリが蓄積され、それが湿気を帯びた場合に漏電することがあり、経時と共に漏電部が沿面放電し炭化、炭化部から発火する。

ということらしいです。

ホコリと湿気が問題みたいですね。

細かく言うと、

コンセントとプラグの間にホコリが溜まる

ホコリが湿気を呼ぶ

プラグの刃の間にホコリと湿気で電気の通り道が出来る

プラグの刃の間で火花放電が起こりホコリが炭化する

ホコリが炭化して電気がショートしやすくなる

電流が流れた時に生じる抵抗によって発熱し、ついに発火する

という感じ。

ということは、ある日突然起こってるのではなくて、普段から掃除できてないとか、水回りにあるコンセントとかがヤバイ、ということになりそうです。

それと、こわいのは、電源をOFFにしていても発生するということですね。

コンセントまで電気が来ていれば、発火するのはプラグの部分だけの問題なので、電気製品本体のスイッチには関係ないわけですから。

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トラッキング現象の対策

この対策は単純で、「プラグとコンセントの間にホコリをためない」ということになります。たまにはコンセントからプラグを抜いて乾いた布などで掃除しましょう、ということです。

特に危険なのは水回りなので、冷蔵庫とかですかね。あと、エアコンなんかも結露することがあるから要注意でしょう。普段見えないところにあって、差したままになっているプラグも要注意ですよね。

それから、熱帯魚なんかの水槽が部屋にある場合、ランプとかエアーとかに電気を使いますから、そのコンセントとプラグも要注意です。

水槽のランプなんて結構な電流が流れるし、そばに水がある環境ですから、プラグがショートする確率はかなり高いわけですから。

それから、猫、も要注意だそうです。猫がプラグにおしっこをかけることがあるそうなので。

一番の対策はやっぱり使ってないときはプラグを抜いておく、ということになりますね。

トラッキング現象対策グッズ

結構こわいトラッキング現象なんですが、ようするにプラグの刃がショートしなければいいということで対策グッズも売られています。

プラグ絶縁キャップ、だそうです。

プラグの刃の根元付近にキャップをかぶせてショートを防ぐということですね。ちなみに、最近の家電には初めからこれがついているものも多いみたいです。

実は我が家の家電製品も新しく購入したものはみんなこれに類するものが付いてました。

だからといって、これも万能ではないのでやっぱりホコリがたまらないように注意することは必要なんだそうですが。

いかがでしょうか。

普段何気なく使っているコンセントとプラグでも、意外に火災は発生しているみたいです。たいてい、電源コードなんかは難燃性のものになっていることが多いので、そこは火が付いてもそんなに燃えないと思うんですが、周囲に可燃物があるとやっぱり危ないです。

あと、電気火災の場合、通電したままで水を掛けると感電する可能性があるから、できれば青いラベルのついた粉末消火器で消したほうがいいですよね。

消火器がない場合は、プラグを抜いてブレーカーを落として電気を遮断してから水をかけてもいい、ということらしいです。

それから、本格的に火事になってしまったら、「火事だ」と叫びながら逃げるしかありません。消火は無理だと思えば命が優先ですから。

ちょっと大げさですが、いのちを守るためにも普段から細かいところまで掃除しましょう、ということで。

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