十日戎 商売繁盛で笹もってこいの由来

大阪に住んでいますと、正月並、いやそれ以上に盛り上がるのが十日戎。えべっさんとも申します。大阪は商売の街。東京一極集中と言われる昨今ではありますが、ものすごい人で賑わいますし、神社の境内には、商売繁盛で笹もってこい、の威勢のいい掛け声が響き渡ります。

えべっさん、総本社は西宮神社、大阪では今宮戎神社が有名でしょうか。たとえば、今宮戎神社は十日戎の10日を挟んで3日間、合計で百万人を超える人手があるんだとか。さすが商業の町。

自分の地元の茨木でも、茨木神社で十日戎やってます。毎年、結構な賑わいを見せてます。うちは商売なんかやってませんけど、縁起物ということで、毎年笹をもらってたような気がします。

さて、そんな十日戎、由来はなんなのか、ちょっと気になったので調べてみました。

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十日戎の由来

一応は、えびす様、ということなんで、七福神の一柱、恵比寿様なんだそうです。えびす様、表記はえびす、恵比寿、エビス、夷、戎、蛭子、きりがないのでこの辺でやめますが、色々な表記があります。

一般的にはこんなイメージでしょうか。

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それで、七福神というのは船に乗って海からやってくる神様で基本的に、インドや中国といった外来の神様なんだそうですが、このえびす様、七福神のなかで唯一日本の神様なんだとか。

ただ、古事記に出てくる蛭子命がえびすだとか事代主命がえびす、とも言われており、ちょっと不遇な神様みたいな気がします。そこが判官びいきの関西人に受けているのかも知れませんが。

そして、船に乗ってやってくる神様ということで、漁業の神様、ひいては豊穣の神様ということになっているそうです。

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十日戎はなぜ、笹もってこい、なのか?

それで、どういうわけで十日戎は、「笹」なのか?一説によると、笹は年中緑で生命力が溢れているから縁起がいい、ということなんだとか。真っ直ぐに育つというところもいいらしいです。

実用的にも笹の葉には防腐作用があり、食品を包んだりするのにも使われていましたから、そういう意味でもいいもの、ということなんでしょう。

この笹に、縁起物を色々取り付けて頂いて帰り、次の年にまた持ってくる、ということなんですね。

そして、今宮戎なら福娘からいただけるということで、おっさんとしては楽しみが多いわけです。

ちなみに、西宮神社では毎年、ものすごい勢いで走る「福男」が話題になります。あれはあれで見ていて面白いです。体力のない自分にはもう出来ませんが。

いかがでしょうか。

由来は色々あるもので、それらしいことは言われますが、本当のところはよく分かりません。今はそうなっている、ということで続いているというのが実際のところなんでしょう。

笹をもらって今年も一年無事に過ごせればそれでいい、ということなのかもしれませんね。

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